家族の形が変わってもずっと心地いい家
築23年のタワーマンションを、親子で快適に暮らしながら、将来的な売却も見据えてフルリノベーションしました。
和室をリビングに取り込み、住まい全体に広がりと開放感をプラス。個室としてもリビングの一部としても使える可変性の高い空間や、将来のニーズに対応できる個室配置を意識しました。
収納や建具の位置も見直し、梁による圧迫感を解消。住み心地と資産価値の両立を目指した、タワーマンションリノベーション事例です。
- 時期
- 2025年9月下旬~12月中旬
- 期間
- 約3か月
- 内容
- マンションフルリノベーション
- 予算
- 約1000万円
これからの暮らしに寄り添うフルリノベ
■ 計画の背景


今回のリノベーションは、築23年を迎えたタワーマンションに親子でお住まいになることを前提としつつ、将来的には売却も視野に入れた住まいづくりがテーマです。現在の暮らしに寄り添うだけでなく、家族構成の変化や次の住まい手のことまで考えた「売りやすい間取り」を意識し、計画を進めました。
■ 和室をリビングに取り込み、開放感のあるLDKへ
Before➡After


独立していた和室はリビングと一体化し、広がりのあるLDKへと再構成しました。間仕切りをなくすことで視線が奥まで抜け、タワーマンションならではの眺望や採光をより感じられる空間に。床や内装の素材を統一することで、もともと和室だったことを感じさせない、自然で伸びやかなリビングが完成しています。
■ 可変性のある4帖空間で、暮らしと将来に対応
Before➡After


After


リビング脇にあった約4帖のスペースは、扉を設けて個室として使用できるよう計画しました。隣接し他部屋にはカウンターを撤去し、動線を整理。ドアには引き込み戸を採用することで、閉めれば独立した個室に、開ければリビングとつながる開放的な空間として使えます。現在はワークスペースや趣味室として、将来的には個室としても使える、柔軟性の高い設計です。
■ 10畳の部屋を分割し、独立した個室を確保
Before


After


折れ戸で仕切られていた約10畳の部屋は、それぞれ完全に独立した個室へと変更しました。音や視線を遮ることでプライバシー性を高め、親子それぞれが安心して過ごせる空間を確保。将来売却する際にも、一般的なニーズに合う「個室数のある間取り」となるよう配慮しています。
■ 梁と収納を活かした、圧迫感のない空間づくり
Before➡After


収納計画では、和室の収納と隣接する個室の収納を活かしながら、洋室側へと再構成しました。課題となったのは、大きな梁の下に配置されていた洋室のドアです。視覚的な圧迫感を軽減するため、この部分を新たな収納スペースとして取り込み、入口位置をずらすことで、梁の存在感を抑えた設計としました。収納量を確保しながら、すっきりとした印象の空間に仕上げています。
■ 住み心地と資産価値を両立するリノベーション
キッチン Before➡After


キッチン After


ユニットバス Before➡After


全体を通して意識したのは、「今の暮らしやすさ」と「将来の売却しやすさ」の両立です。タワーマンション特有の構造や制約を踏まえつつ、極端な間取り変更や個性に寄りすぎないデザインを採用。次の住まい手にも受け入れられやすい、汎用性の高い住空間を目指しました。
今回のリノベーションにより、築年数を感じさせない、開放感と可変性を備えた住まいが完成しました。家族の時間を大切にしながら、将来の選択肢も広げる、タワーマンションリノベーション事例です。