親から私へ 安心とくつろぎをつなぐ、穏やかな住まいづくり
築40年のマンションを、60代女性お一人暮らしの住まいとしてリフォームしました。
水回りは既存を活かし、3LDKの間取りを見直し、隣接する洋室をリビングに取り込むことで開放的なLDKへ。
和室は洋室に変更し、将来も使いやすい住空間に整えました。
床はマンション用遮音床材「オトユカ」を採用し、階下への音に配慮。
給湯管も将来を見据えて架橋ポリエチレン管へ更新し、安心と快適さを兼ね備えた住まいが完成しました。
- 時期
- 2025年11月中旬~12月初旬
- 期間
- 約3週間
- 内容
- LDK床下地からの貼替(L45)電気設備 給湯管 エアコン 和室➡洋室 洋室➡リビング 内装 クリーニング全般
設備機器は既存を使用
- 予算
- 約230万円

ご両親から受け継いだ住まいを、これからの暮らしに寄り添う住空間へ
— 築40年マンション フルリフォーム事例 —
今回ご紹介するのは、築40年の分譲マンションを、リフォームした事例です。
ご両親から引き継がれた大切な住まいを、これから先も安心して、快適に暮らせる空間へと整えたいという想いから、今回のリフォーム計画がスタートしました。

間取りはもともと3LDK。水回り(キッチン・浴室・洗面・トイレ)は状態が良く、使い勝手にも問題がなかったため、今回は既存のものを活かす方針としました。その分、暮らしの中心となるLDKと個室の在り方、そしてマンション特有の「音」の問題を重点的に改善しています。
Before ➡ After


リビングを広げ、明るく開放的なLDKへ
リビングに隣接していた洋室は壁を取り払い、リビングの一部として取り込むことで、ゆったりとしたLDK空間へと変更しました。
Before ➡ After


また、和室は洋室へと変更し、将来的にも使いやすい間取りへ。部屋の間仕切りの開口を広げ、新たに和室側の開口を塞ぐことで動線を整理し、洋室への新しい入口ドアを設けています。
これにより、空間に一体感と奥行きが生まれ、自然光が室内全体に行き渡る、明るく開放感のある住まいに生まれ変わりました。
Before ➡ After


マンションならではの課題「床の遮音性能」への対策

今回のリフォームで特に重視したポイントのひとつが、床の遮音性能です。
既存の床は、現在のマンション基準で求められる遮音等級を満たしておらず、階下への生活音が気になる状態でした。
そこで採用したのが、マンション専用の遮音床システム「オトユカ」です。



艶やかな表面仕上げによる天然木化粧の歩行時の沈み込み感に配慮したマンション用防音床材です。
リフォーム用の下地組を行い、その上にベニヤを施工、さらに遮音床材を重ねる構成としました。
床材の裏には遮音用スポンジが施されており、足音が伝わりにくく、やわらかな踏み心地が特長です。
物を落とした際の衝撃音も軽減され、階下への配慮はもちろん、住まう方にとっても安心感のある仕上がりとなっています。
施工中


既存を活かしながら、細部まで丁寧に調整
After


床の施工にあたっては、既存のキッチンや玄関・廊下の床を活かす必要があり、和室から洋室へ変更する部分には細かな段差も存在していました。
それらを一つひとつ確認しながら、貼り伸ばしや下地調整などの工夫を重ね、見た目にも違和感のない、美しい床仕上げを実現しています。
将来を見据えた給湯管の更新
Before ➡ After




床をめくったLDKのキッチン部分では、給湯管が銅管であることが確認されました。
現時点で水漏れはありませんでしたが、築年数を考慮すると将来的なピンホール漏水のリスクが懸念されます。そこで今回は、耐熱性・耐圧性・耐食性に優れた架橋ポリエチレン管へ交換。
目に見えない部分だからこそ、将来の安心につながる選択をしています。
やわらかさと、やさしく温もりのある洋室へ
和室から洋室への変更にあたっては、「和室の名残を感じさせないこと」を意識しました。
天井周りの廻り縁や収納の納まりにも配慮し、全体のテイストを統一。床材にはアクセントクロスを採用し、やわらかさと温かみのある空間に仕上げています。
After


また、間取り変更に伴い、コンセント・スイッチ・照明の位置も暮らしに合わせて移設。日々の使いやすさを細部まで考えた住まいとなりました。
After



これからの暮らしに寄り添う住まい

ご両親との思い出が詰まった住まいを大切に受け継ぎながら、今のライフスタイルとこれからの暮らしに合った空間へ。
安心・快適・そして心地よさを兼ね備えた、これからの人生を支える住まいが完成しました。
今回の施工事例については動画でも公開していますのでそちらも併せてごらんください。