小さな和室を生かして収納力とリビング空間を広くマンションリフォーム
マンションの和室を有効活用して ウオークインクロゼット+リビングを広げた
施工事例です。
マンションに隣接する和室の使い勝手の事例として参考にしていただければと思います。
- 時期
- 10月後半~10月末
- 期間
- 約12日間
- 内容
- 和室解体後、一部ウオークインクロゼット+リビングダイニング拡張工事
- 予算
- 約70万円
皆様こんにちは!今日はマンションの和室を生かして収納力とリビング空間を広くリフォームした事例をご紹介いたします。
マンションの間取りというと3LDK・4LDKが主流になっていますが、そんな間取りの場合多くは、リビングと隣接する場所に和室が付いているケースが多く見受けられます。
部屋数はあるのに、和室もリビングも少し狭くかんじていて、家具や収納を置いていくと、使い勝手が良くないというご相談もあります。
今回は和室の一部をリビングスペースとして活用しながら新たにウオークインクロゼットも作り、リビングの広さだけでなく、クロゼットも確保できるというまさに一石二鳥のプランニングになります♪
Before
もともと4.5帖の和室とリビングが隣接していましたが、ソファとテレビの位置が近くて使いにくかった点と、和室にハンガーパイプをつけて洋服をかけていたので、洋服の収納スペースにもおなやみでした。
解体工事中
今回は部分リフォームになりますので、作業しないお部屋に誇りがいかないようしっかりと目張りの養生をします。工事中は誇りも舞うので床の養生だけでなく、こうした壁面に対する養生もしっかりおこないます。写真は当社スタッフ自社大工です。こうした養生もしっかり行うので安心いただけます。
木工事中
クローゼットとリビングの間仕切り壁を作成中です。ポイントとしては、クローゼットにもエアコンの風が入る様に上部に開口を設けています。かっちりと部屋として仕切るのではなく、ある程度リビングとのつながりも持たせながら、クローゼットの機能も確保できる造りになってます。
また今回は和室とリビングそれぞれの梁の高さが違っているため、その調整として、あえて垂れ壁を少し作っていることもポイントです。それについては、YouTube動画でも詳しく紹介していますので是非ご覧ください。
After
クロスとフローリングを仕上げて完成です❕
もともとリビングに貼ってあったフローリングは同じものがないため、できるだけ近い商品を選んではっています。よく見ると違いが分かると思いますが、部屋全体になじんでリビングも広くなりました♪
Beforeの写真のとおり、もともとこちらの面にはソファが置かれていましたが、リビングが広くなったことで、こちらの壁面にテレビボードを置いたレイアウトも可能になりました。また、将来的に壁掛けテレビにもできるように下地を入れて、TV用コンセントもこちらの面に集約しています。
また天井丈夫に開口を設けることで、クロゼット内にもエアコンの空気が届くように配慮しました。
またクローゼット側の壁面下地にMクロスを採用して、将来棚板等取り付けられる仕上げにしました。
Mクロスとは、壁面下地補強に最適なクロス下地用合板です。
ネジ強度がラワン合板や石膏ボードよりも高いため、階段の手すり部分や、クーラー取付部、トイレ、洗面台など、ネジ保持力を必要とする個所への使用に適しています。また表面に貼ってあるライナー紙が合板から染み出るアクやシミを予防します。クロス下地・壁下地の補強として使用されます。
将来的に棚板や手摺を取り付けたい場所におすすめな下地材です。
After
和室にあった収納は扉を外して新たにパイプを取り付け、和室でもともと使っていた天井からの吊り下げパイプも移設しています。
いかがでしたでしょうか?今あるお部屋をさらに有効活用して、リビングを広く、さらには収納が充実したウオークインクロゼットを作ることができました。
リビングの広さが少し変わることで、テレビとソファのレイアウトがよくなり、お施主様にもご満足いただけたと思います。
今回は和室の一部がウオークインクロゼットになりましたが、例えばご主人の書斎・お子様の勉強スペース・奥様の趣味やお仕事の部屋など、在宅リモートワークが多いこの時代。少し間取りを変えるだけで、幅広い使い方ができます。そうしたお部屋づくりの参考にもしていただければとおもいます。
こちらのリフォームの様子はYouTube動画でも紹介していますので併せてご覧いただけたらと思います。