築年数の経過したマンションは間取り上使い勝手に不便さがあったり、設備配管の都合上床に段差があったり、経年変化で汚れが目立っていたりと、クリーニングだけではなかなか解消しにくい問題が多々多いかと思います。
今回はそんな様々な不便さを工夫しながら解消し、使い勝手を向上させたマンションフルリフォームのご紹介です。今回は前編と後編に分けてお伝えしていきます❕
開放感のある連動引き戸でLDKとつながりのあるお部屋に。
Before
After
もともとリビングに続いていた和室があり、段差があったことや戸襖仕様のために、使い勝手があまり良くなかったのですが、今回は開口を大きく取りながら、三枚連動引き戸を採用。全部をあけると、大きな開口になり、とても開放感のある空間になりました。
Before➡After
三枚連動引き戸を採用するにあたり、背面のキッチンスペース食器棚や冷蔵庫スペースの確保も考慮しながらの設計に。リビング側に扉を設置。リビングの壁と違和感のないホワイト漆喰柄の扉を採用。
扉が主張せず、壁になじんだ仕様にしあがりました。
和室にはエアコンの配管もあったため、連動引き戸の間仕切壁の配置に工夫をしてレイアウト。マンションの外壁は自由にエアコンの配管を抜くことができないので、こうした既存の取り合い戸のおさまりも考えながら設計することが重要なポイントになります。
Before➡After
和室から洋室に変更に伴って、奥行の深い和室の押し入れからクロゼットに変更し、部屋そのものが広くなりました。
洗面スペースを有効活用し機能的に
Before➡After
既存の洗濯パンが80㎝あったのを65㎝サイズに収めてゆとりができました。
80㎝の洗濯パンの特徴として排水のお掃除のしやすさという利点もありますが、普段空いたスペースに
誇りがたまりがちになったり、物置になりがちです。最近では洗濯パンに高さをだして、掃除をしやすくする方法もありますので、誇りがたまりにくい点ではおすすめです。
After
新たにできたゆとりスペースを利用して新たに可動棚を設置!三面鏡に加えて、日常使いの小物なども置ける空間ができました。
ダウンライトを併用し明るさを確保し開放感を演出
Before➡After
天井に直付け照明一灯で明るさが足りない所をダウンライトを新設してより明るく開放感のある空間を演出しています。
いかがでしたでしょうか?前編では開放的な空間づくりのポイントをまとめて公開させていただきました。後編では細かい設備機器のポイントやおさまりを中心にお話ししていきますのでお楽しみに!
こちらの記事の後編も是非ご覧ください。
こちらの施工事例はYouTubeでもご覧いただけます。
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